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わんわん泣いたせいかひどい顔してる。
昨日だって一緒にいたかった。だけど明日は一緒にいてくれるっていったから我慢した。今日こそは一緒にすごせると思って、ビデオかりてきたのに。ご飯の材料かってきたのに。
そんなちっちゃなことなのにあいつが作ったご飯も食べずにあいつの家を飛び出してきた。男ならおっかけてこいよ。この気持ちわかってよ。電話してこいよ。
曖昧な返事で気を持たせないでよ。
コンポの中にいれたリダイヤルのＣＤがあたしの気持ちをもっともっと追いやった。
“会えないときは決まって悲しくて
狭い部屋に 月と僕のふたりきり
はぁ…あいたいな。
どうでもいいような用件ふきこんで
責めたい気持ちは塞ぎこんで
会いたいのはたった今だって 明日の朝じゃ もう遅いんだって
やわな肝臓にアルコールを流し込むんだ
夢の中なら君に会えるかもしれないぞ？
現実が余計に悲しくなった”